社会人大学人見知り学部 卒業見込のあと休載後の、ナナメの夕暮れを紹介します。
休載前と比べて、若林さんが生きやすくなった感じでした。
生きづらさを克服するヒントをくれる一冊です。
ナナメの夕暮れとは
若林さんは
- 社会人大学人見知り学部 卒業見込
- ナナメの夕暮れ
- 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬
と3冊のエッセイ本を出しています。
今回はその中の、ナナメの夕暮れの感想を語らせていただきます。
「ダ・ヴィンチ」(KADOKAWA)2015年8月号〜2018年4月号に掲載された連載です。
(オードリーがM-1グランプリで準優勝したのは2008年です。)
生きやすくなった若林さん
休載前と比べて、若林さんが生きやすくなった感じです。
ゴルフにハマったり、キューバやモンゴルに行ったり、人に対して「考え過ぎだよ」という残酷な感情を抱いたり。
なので共感の量は、社会人大学人見知り学部 卒業見込の方が多かったです。
私はいまだに「生き辛い」真っ盛りなので(笑)
共感よりも、生き辛さから抜け出す方法を教えてくれています。
「生きてて全然楽しくない」の抜け出し方
そうやって他人がはしゃいでいる姿をバカにしていると、自分が我を忘れてはしゃぐことも恥ずかしくてできなくなってしまう。
それが”スタバでグランデと言えない”原因である。
誰かに”みっともない”と思われることが、怖くて仕方ないのである。
そうなると、自分が好きなことも、他人の目が気になっておもいっきり楽しむことができなくなってしまう。
それが行き着く先は「あれ?生きてて全然楽しくない」である。
他人への否定的な目線は、時間差で必ず自分に返ってきて、人生の楽しみを奪う。
グサーっときました。
その通りでした。
答えが書いてありました。
解決方法は、肯定ノートを作り、何でもいいから、自分がやっていて楽しいことを徹底的に書き込むこと。
自分が好きなことが見つかったら、次は他人を肯定する文言を書き込むこと。
実践した若林さんは、効果があったそうで。
そうなると、自分の行動や言動を否定的に見てくる人が、自分が思っているほどこの世界にはいないような気がしてきた。
「だから物事に肯定的な人は、他人の目を気にせず潑剌と生きているように見えるのか」
僕が子供の頃から、喉から手が出るほど欲しかった”根拠のない自信”とは、”おそらく自分は他人から肯定的に見られているだろう”というイメージのことだったのである。
世界の見え方は、どんな偉人であれ、悪人であれ、思い込みに他ならない。
生き辛さの原因のほとんどが、他人の否定的な視線への恐怖だった…。
ずっしり心に響いて、自分が嫌になりました。
私も肯定ノートを始めています。
まだ自分が楽しいことを書き込む段階で、あまり思いつかない段階で、効果は出ていませんが、もっと続けて、若林さんのように「生き辛さ」から抜け出したいと心底願います。
”しくじり”を回避する方法
「しくじり先生」好きでした。
若林さんの思う”しくじり”を回避する1番の方法は、”耳が痛いことを言ってくれる信頼できる人を持つこと”。
納得ですが、
うーん、私にはいるのかなぁと考えました。
大人になると、そういう人をつくるのはなかなか難しいですよね。
自分の弱さを直視することから逃げるために苦言を呈してくれる人を自ら遠ざけてしまう、というのも納得です。
過去にしてきました。
ここでも、信頼できる人をつくる・コミュニケーションの壁が立ち塞がるのかぁ…と暗い気持ちになりました。
どうやったら今からそんな関係を築けるのだろう?と途方に暮れます。
肯定ノートを書いて、楽しいと思うことをしていたら、出会えるのでしょうか?
若林さんは、まえけんさん、定食屋のおばさん、その他芸人仲間や学生時代からの友人と、とても周りに愛されているな、と思います。
人見知りやネガティブなんて言ってるけど、本当はすごくたくさんの人に愛されている魅力あふれる人、だからこんなにテレビに出続けられるんでしょうね。
それともこんなに人間関係が充実しているのが、みんな普通なのでしょうか?
…これ以上考えるのはやめておきます…。
しばらくしたらまた読み返したくなります。
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