
東海道新幹線の東京⇔名古屋間のぷらっとこだまに乗ってきたよ!
注意事項が多くてちょっと不安だったけど、大丈夫だったよ!

へー!どんな感じだったの?
ぷらっとこだまとは
ぷらっとこだまとは、JR東海ツアーズが提供している、以下のセット商品です。
(切符ではなく旅行クーポン)
- こだま号の片道指定席、またはグリーン車
+ - 1ドリンク引換券
(条件はありますが、缶ビールも引換可能)
東京〜新大阪の間の指定区間(東京〜名古屋、東京〜京都など)を最安値で利用できます。
宿泊先が決まっていたり、自宅に帰省する際は便利な旅行商品(格安チケット)です。
インターネット、店舗、コールセンターから予約可能です。
- 発売期間:(インターネットの場合)1ヵ月前(11:00)〜前日の22:00まで予約可能。
- 対象列車:こだま号の指定席・グリーン車。
- 利用人数:一度に予約できる人数は、1名から6名まで。
こども用の設定もあります。
メリット
とにかく安い!
例えば、スマートEXで東京〜名古屋間をのぞみ号指定席で購入した場合、片道11,100円かかりますが、「ぷらっとこだま」なら8,600円。
片道2,500円、往復5,000円節約できました♪
ちなみに東京〜新大阪を「ぷらっとこだま」で購入した場合は、指定席で10,800円、グリーン車で12,300円です。
スマートEXで、東京〜新大阪をのぞみ号指定席で購入した場合は、片道指定席で14,520円なので、東京〜名古屋間以外でも安くなります。
東京〜名古屋間の料金(通常期・大人) | |
切符 | 料金 |
(通常料金)全列車自由席 | 10,560円 |
(通常料金)のぞみ指定席 | 11,300円 |
(通常料金)のぞみグリーン車 | 14,960円 |
(通常料金)ひかり・こだま指定席 | 11,090円 |
(通常料金)ひかり・こだまグリーン車 | 14,750円 |
ぷらっとこだま(指定席) | 8,600円 |
ぷらっとこだま(グリーン車) | 9,600円 |
※ぷらっとこだまの繁忙期:2023年8月10日~15日・8月18日~20日・9月16日~18日

ドリンクチケットが無料でもらえる
ドリンクについては、東海道新幹線(東京~新大阪間)各駅にあるJR東海ツアーズ指定の東海キヨスクなどの駅売店にて、引き換えます。個人的には、駅のホームで引き換えがスムーズで簡単かなと思います。
こだま号には車内販売がないので、新幹線内では引き換えはできません。
万が一、引き換え忘れても、後日(チケットに記載されている出発日より一ヶ月後まで)引き換え可能なので安心してください。
引換商品:
- 660ml以下のソフトドリンク(医薬部外品を除く)
- 350ml以下の缶ビール
- 500ml以下の酎ハイ、発泡酒(日本酒は引換え不可)
- ドリンク券+180円で187mlワイン(一部店舗除く/追加代金は引換えの際に支払い)

公式サイトには、ドリンク券を使えるお店には「クーポン券引換店」のステッカーが貼ってあると書いてあったけど、実際はステッカーは見当たらなくて、お店の方に確認してから使いました。
私はアルコールは飲めないので、ソフトドリンクの中で一番高い特茶を選んでおきました(笑)
コンセント(電源)も無料WiFiも使える
東海道新幹線(東京ー新大阪)では、全列車で無料WiFiが使用できます。
(もちろん、ぷらっとこだま以外でも使えます。)
混雑していたり、熱海、三島付近のトンネルでは使用できないこともありますが、大体の区間で使えます。
コンセント(電源)は、新型車両のN700Sでは、全座席で使用可能です。
旧型車のN700Aでは、グリーン車と窓側の席のみ、コンセント(電源)が使用できます。
とにかく快適
時間はかかりますが、快適です。
高速バスや深夜バスのように、揺れによって酔うこともなく、座席の前後の幅も広いです。
深夜バスに乗った場合、早朝に観光地に着いて、目的地がオープンするまでマクドナルドで待機したり、トイレを探したり、シャワーを浴びたり、大変ですよね。
また深夜バスに乗るために、観光地や飲食店が閉店した後に時間を潰すことも、新幹線を利用すれば必要ありません。
お手洗い・多目的室・喫煙場所・待合室
2014年4月以降に製造された列車は、お手洗いもウォシュレット完備(順次改修中)ですし、喫煙場所も車内にあります。
車内は全席禁煙で、タバコを吸いたい場合は、指定の喫煙場所でタバコを吸うことになります。
また、車内には多目的室(11号車)もあり、空いている場合は、新生児をお連れの方や体調が優れない方など、どなたでも使うことが可能です。
ただし、使用の場合は車掌さんの了承が必要です。
乗車駅には待合室もあり、スターバックスやキヨスクなどの売店が併設されていることも多いです。
デメリット
時間がかかる
東京〜名古屋の場合、こだま号だと2時間半程かかり、のぞみ号よりも1時間程多くかかります。
途中何度も駅にとまって、アナウンスが流れて、人の動きがあるので、わずらわしく感じるかもしれません。
東京〜名古屋の所要時間 | |
のぞみ | 1時間34〜40分程 |
ひかり | 1時間41〜1時間58分程 |
こだま | 2時間33〜2時間40分程 |
意外に混雑する
時間にもよりますが、意外に混雑します。
こだま号は、16両編成のうち、自由席が10両、指定席が3両、グリーン車が3両です。
自由席よりも指定席の方が少ないので、自由席がガラガラでも、指定席は混雑しているなんてことも考えられます。
「ぷらっとこだま」は、JR東海ツアーズの旅行商品なので、指定席3両のうち、ぷらっとこだま枠が存在するといううわさも聞いたことがあります。
例えば、指定席が3両ですが、「ぷらっとこだま」用に割り当てられているのが指定席2両だとすると、「ぷらっとこだま」枠の2両だけが混雑しているということです。

今回、行きは空いていて隣に人がいなかったからよかったけど、帰りは混んでいて隣に人がいたから、長く感じました。
運にもよるけど…。
お試し感覚で、グリーン車に乗るというのもアリだと思いました。
例えば、東京〜名古屋間であれば、「ぷらっとこだま」は通常期の場合、指定席料金+1,000円の、9,600円でグリーン車に乗れます。
(最初からグリーン車の「ぷらっとこだま」で申し込みをする必要があります。)
グリーン車に乗っても、こだま号自由席の通常料金10,560円より安く乗ることが可能です。
ただ、こだま号グリーン車の場合は、「EXこだまグリーン早特」(東京〜名古屋間の料金は9,170円でドリンクチケットはなし)の方が安いです。
ただし、3日前に予約が必要なので、予定が事前にわからない方は「ぷらっとこだま」の方が便利です。
車内販売がない
のぞみ号やひかり号では、車内販売がありますが、こだま号では車内販売がありません。
あらかじめ、お弁当やお茶を購入しておく必要があります。
途中停車駅のホームにある自販機や売店に行くことも可能ですが、慣れないうちは注意が必要です。
全部のこだま号に安く乗れるわけではない
ぷらっとこだまは、指定されたこだま号に安く乗車できるサービスです。
早朝や夜遅くのこだま号が「ぷらっとこだま」の対象ではない場合もあります。
たまに高い時がある(繁忙期)
ぷらっとこだまには、通常期と繁忙期というものが存在します。
ざっくり言うと、GWやお盆休みなどです。
新幹線には、通常期、閑散期、繁忙期、最繁忙期というものが設定されています。
夏休みや春休み、三連休など、混雑する時期は指定席料金が割増になり、梅雨時などは閑散期となり、指定席料金が割安になるというものです。
ちなみに自由席料金は年中同じ金額です。
JR東海のホームページによると、今年度の繁忙期、最繁忙期は下記の通りです。
繁忙期…2023年8月9・12・14・15・19・20・25~27日、9月15~18日、10月6~9・13~15・20~22・27~29日、11月2~5・10~12・17~19・22~26日、12月28・31日、2024年1月2・5日、2月9~12日、3月22~31日。
勘の良い方はお気づきでしょうが、新幹線の切符を普通に購入する場合の繁忙期、最繁忙期とぷらっとこだまの繁忙期が微妙に違うんです!!(ややこしい)
例えば、ぷらっとこだまでは、9月17日〜19日の三連休は繁忙期で料金が割増になります。
東京〜名古屋間でこだま号指定席を「ぷらっとこだま」で購入した場合、9,800円かかります。
一方、EXこだまグリーン早特だと9月17日〜19日の三連休でも、こだま号グリーン車料金が、9,170円です。
グリーン車料金よりも、グレードが低いぷらっとこだま指定席の方が、なぜか料金が高くなってしまいます。
のぞみ自由席を通常料金で購入しても、10,560円と差額が760円となり、「ぷらっとこだま」を利用するお得感が薄れてしまいます。
注意点
予約変更できない(乗り遅れた場合も)ので注意!
他の切符だと乗る直前まで席の予約をし直すことができるものがありますが、ぷらっとこだまは予約変更ができません。
予約を変更する場合は、不要な予約を取り消して、新しく予約し直す必要があります。
また、予定する列車に乗り遅れた場合も、後続列車の自由席等に乗車することはできません。
出発の10日前より、旅行代金に対して以下の料率で取消料が発生します。
取消日 | 取消料 | |
旅行開始日の前日から起算してさかのぼって | ①11日目にあたる日以前の解除 | 無料 |
②10日目にあたる日以降の解除 (③~⑥を除く) | 旅行代金の20% | |
③7日目にあたる日以降の解除 (④~⑥を除く) | 旅行代金の30% | |
④旅行開始日の前日の解除 | 旅行代金の40% | |
⑤当日の解除(⑥は除く) | 旅行代金の50% | |
⑥旅行開始後の解除または無連絡不参加 | 旅行代金の100% |
「【ぷらっとこだま】取消料はいつからかかりますか。」JR東海ツアーズ公式サイトより
当日は予約できないので注意!
当日に、いざ飛び込みで切符を購入しようと思ってもできません。
必ず、前日の22時までにJR東海ツアーズのHPから申し込みをする必要があります。
在来線から乗り換える場合は、通しで切符を買えないので注意!!
例えば、自宅の最寄り駅が新宿駅で、新宿駅から名古屋駅まで向かう場合は注意が必要です。
ぷらっとこだまでは、新幹線の駅から新幹線の駅までの指定の区間の切符のみ購入可能です。
新宿駅から名古屋駅までのぷらっとこだまのチケットを予約することはできません。
東京駅から名古屋駅はぷらっとこだまのチケットを予約し、新宿駅から東京駅までは、別途Suicaやきっぷを使用しての乗車が必要です。
JR乗車票とドリンク引換券の発券について
JR乗車票とドリンク引換券は、新幹線専用改札口付近にある「JR東海の指定席券売機」または「JR東海ツアーズ店舗(きっぷうりば)」で営業時間内に受け取る必要があります。
チケットを新幹線の乗車駅で必ず受け取る必要があります。なるべく時間に余裕を持って新幹線の乗車駅まで行きたいところです。
※以下の場所では受け取れません。
- 在来線(新幹線以外の鉄道)乗車駅や、新幹線乗車駅のJR東日本・JR西日本券売機
- 在来線改札内(新幹線乗換口)の券売機
- JRの窓口(きっぷうりば)
- 東京駅丸の内口や京都駅烏丸口付近
東京駅の場合、八重洲口の、JR東海の新幹線専用改札口付近の券売機を利用する必要があります。

東京や京都の場合は要注意!
余裕を持って、新幹線の乗車前に受け取ると心掛けておきましょう。
★のりばの例
東京駅の東海道・山陽新幹線のりば(八重洲中央北口)と券売機
(2枚の画像を横につなげています)
★発券機の例
東京駅の場合、JR在来線や、東北新幹線と東海道新幹線の乗り換え改札では、発券や乗車はできません。
在来線から乗り換える場合は、一度、八重洲口方面の改札を出て、発券後、八重洲口のJR東海の新幹線専用改札を通る必要があります。(後述しています)
発券方法
①「JR東海ツアーズ乗車票受取」ボタンを押す
②QRコードを読取エリアにかざす
③確認コード(6桁数字)を入力
最後に右下の「確定」ボタンを押す
④内容を確認のうえ、「発券」ボタンを押す
⑤利用案内 兼 ドリンク引換券(1予約につき1枚)と、予約人数分のJR乗車票が発行される
JR東海の新幹線専用改札口しか利用できないので注意
JR東海ツアーズの商品なので、利用できる改札口は、指定されたJR東海の新幹線専用改札口に限ります。
(切符ではなく、旅行会社のクーポン券という扱いの為)
在来線乗り換え改札は使えません。
JR在来線で乗り換える場合は、一度改札を出て、JR東海の新幹線専用改札口から入る必要があります。

もし、改札で迷ったら、JRの駅員さんに尋ねましょう。
「ぷらっとこだま」は改札で迷う人も多く、有名なので、JR東日本や西日本の駅員さんでも、JR東海の新幹線改札口を教えてくれます。
詳しい改札口の制限についてはこちら
JR乗車票とドリンク引換券の、詳しい受け取り方法はこちら
まとめ
注意点が多くて不安でしたが、往復5,200円も節約できて、1ドリンク付きなので得したな〜と思いました。
いろいろデメリットや注意点も書きましたが、高速バスよりも速く、楽に快適に過ごせるのは大きなメリットです。
のぞみ号より1時間程かかるけど、コンセント(電源)と無料WiFiを使えたので、スマホで本を読んで有意義に過ごせました。
普段読もうと思っていて読めなかった本も、こういう時だとなぜか読めるのってなんででしょうね(笑)

「ぷらっとこだま」また利用したいな♪

コメント
当日でもぷらっとこだまは購入できますか?
又、名古屋からは新横浜方面購入できますか?
コメントありがとうございます。
当日は購入できません。前日の22時までにJR東海ツアーズのHP等から予約が必要です。
名古屋から新横浜へは予約可能ですが、名古屋から小田原は設定がないのでぷらっとこだまは使用できません。
例えば、名古屋から川崎まで乗車する場合は、名古屋から新横浜までぷらっとこだまを購入し、新横浜から川崎までは別に切符を購入するか、suica等で乗車する必要があります。